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私がWebサイト制作を始めた理由

小さい頃から、絵を描くのが大好きでした。
学校の図工や美術の時間が楽しみで、家ではノートにイラストを描いては、両親に見せていました。褒めてもらえるのが嬉しくて、夢中で描いていたのを今でも覚えています。

将来は、絵を描く仕事ができたらいいな、と漠然と思っていた時期もありました。けれど、中学生、高校生と進む中で、「もっと上手な人がたくさんいる」という現実に触れました。自分の絵が嫌いになったわけではないけれど、自然と「美大を目指す」という選択肢からは離れていきました。

それでも、“何かを表現すること”が好きな気持ちは、ずっと心の中に残っていたように思います。

大学で出会ったWeb制作という世界

大学に入ってから就活の相談に乗っていただいていたところ、わたしの経歴を聞いた方が「Webサイト制作がむいているんじゃないか?」と提案してくださりました。
最初はコードなんて意味が分からず、「本当に自分にできるのかな」と不安もありました。でも、思っていたよりも表現の自由度が高くて、想像以上に楽しかったです!

自分で組んだHTMLやCSSが、形になって画面に表示される。
色やフォント、配置ひとつで、印象が大きく変わる。
そして、そこに自分のイラストを使えば、世界観ごと自分で作れる。その面白さに夢中になりました。

最初に作ったのは、自分の趣味を紹介するような簡単なサイトでしたが、「私の好きなものを、好きな形で伝えられる場所ができた」ことがすごく嬉しかったのを覚えています。

Webサイト制作を依頼されて作るようになって気づいた“喜んでもらう嬉しさ“

学ぶうちに、少しずつ「誰かのためのサイトを作ってみたい」と思うようになりました。ある日知り合いから依頼をもらって、個人サイトを制作するようになりました。

驚いたのは、「ありがとう」「すごく気に入ってます」と言ってもらえたときの気持ちでした。
自分の手で誰かの想いやサービスを形にすること。
それが誰かの活動のスタート”や“背中を押すきっかけになること。
自分のつくるものが、ちゃんと人の役に立てるんだ!と実感できたのは、このときが初めてでした。

私にとってWeb制作は、「表現する楽しさ」と「誰かの力になれる嬉しさ」が重なる場所だったのだと思います。

今でも、つくるのが楽しい

Web制作を学び始めて数年経った今でも、学ぶことは尽きません。

一度は制作に挫折しましたが、また戻ってこられて嬉しいです。

今では、Web制作は私にとって「やらなきゃ」ではなく、「やりたいこと」のひとつになっています。
ページ構成を考えたり、文章を整えたり、イラストでちょっとしたアクセントを入れたり細かな部分も、全部楽しい!

昔、絵を描くのが好きだった子どもが、今は“伝わる形”をつくることに喜びを感じています。

最後に

私がWebサイト制作を始めたのは、最初はただ「楽しい」「表現したい」という気持ちからでした。
でも今は、「誰かの大切な想いを、きちんと形にして届ける」ことが、自分の中での大きなモチベーションになっています。

そうやって、自分の“好き”を、誰かの“助け”に変えられる仕事を、これからも大切にしていきたいと思っています。

みさ

 
Webディレクター歴3年。

自社で運営する月間数百万PV規模のウェブサイトにて、UI/UX改善を担当しています。
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